◯農林水産委員会委員長(高橋修一) 農林水産委員会の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 当委員会は、去る十八日開催し、本会議より付託されました議案四件について審査の結果、いずれも満場一致をもって原案どおり可決いたしました。

 以下、審査の過程における質疑の主なるものについて、その概要を申し上げます。

 「国営平川二期土地改良事業の事業内容について伺いたい」との質疑に対し、「国営平川二期土地改良事業は、昭和四十四年度から昭和六十三年度にかけて国営平川土地改良事業によって造成された農業水利施設の老朽化が進行し、性能低下が生じていたため、国が平成二十四年度から令和三年度にかけて改修事業を実施したものである。主な事業内容としては、早瀬野ダム、頭首工、排水機場等の機械・電気設備の改修工事で、総事業費は七十九億九千八百万円、関係市町村は、弘前市ほか二市三町一村、受益面積は四千六百八十二ヘクタールとなっている」との答弁がありました。

 次に、「当該事業の市町村の負担割合と負担金の償還方法について伺いたい」との質疑に対し、「関係市町村の負担割合は、事業の申請者である農業者と市町村が協議の上、六・〇一%と決定しており、市町村ごとの負担割合は、対象施設の受益面積に応じて定められ、負担対象事業費に対して、最大で五所川原市の一・七六%から、最小で大鰐町の〇・〇五%までとなっている。償還方法は、土地改良法施行令に基づき、事業完了年度の翌年度となる令和四年度から二年据置きし、令和六年度から十五年間の元利均等年賦支払いとする方法と、当該市町村の申出により、負担金の全部または一部を繰上償還する方法がある。五所川原市、平川市及び鶴田町では、事業完了後の元利均等年賦支払いとし、その他の市町村は繰上償還により令和四年度中に全額償還する予定となっている」との答弁がありました。

 このほか、関係市町村は納得して支払いに応じているのかについて質疑があり、答弁がありました。

 以上、審査の概要を申し上げ、報告を終わります。