将来を見据えた成長産業の創出を目指して

 高橋修一です。
 日頃皆さまには絶大なるご支持を賜り、衷心より厚く御礼申し上げます。
 さて、平成29年4月から県議会商工労働観光エネルギー委員長を務めておりますが、本委員会では県内外の先進事例の調査や、現場からの意見聴取、国への要望活動などを行うとともに、毎月の審議で所管する事項について活発な議論が展開されております。
 本県の有効求人倍率は長らく全国下位グループにありましたが、平成28年には1倍を超え、現在は1.2倍台と堅調に推移しており、地域ごとにおいても五所川原や黒石など他地域と比較し有効求人倍率が低い地域において0.9倍台になるなど、着実に改善されつつある状況にあります。
一方で、県内企業にとっては人材の確保が難しくなり、業種によっては深刻な人材不足が生じ、産業人材の確保・定着が課題となっている状況にあります。
 さらには、少子化が進むなか2025年には団塊の世代が75歳以上となる超高齢化時代を迎えるなど、人口構造の変化により地域の社会システムや経済のあり方が大きく変わろうとしています。
 グローバル化した経済全般の動きを見渡すと、産業分野においてビックデータ、人工知能、ロボット、IoTなど新たな技術を活用したビジネスが急速に拡大し、新しい時代の波が押し寄せています。
 国においてはアベノミクスの第三の矢である成長戦略において、革新的技術を活かして新たな需要の創出と生産性革命をもたらすとともに、一人一人のニーズに合わせたサービス提供によって様々な社会課題を解決する「Society 5.0(ソサエティ5.0)」により「超スマート社会」の実現を目指しております。
 本県においても人口減少が進むなか、県民皆が輝く社会の実現に向け、地域経済が持続的に発展をしていくためには、国の動きを捉えながら、中長期的視野を持って本県の社会的、構造的課題を解決しつつ、成長産業の創出に取り組んでいくことが重要であると考えるところであります。
 商工労働観光エネルギー委員長として、真の意味で県経済や地域社会を支え、本県の発展と県民生活が向上するよう、誠心誠意努力してまいる決意でございます。
 どうか、今後とも変わらぬご指導、ご鞭撻をお願い申し上げますとともに、皆様にとりまして平成30年が、ご家族共々健康で実り多き、よき年となりますことを心よりご祈念申し上げましてご挨拶とさせていただきます。

平成30年1月
青森県議会議員

商工労働観光エネルギー委員長

高橋修一