2016年07月21日:平成28年農林水産委員会 本文
◯夏堀委員長
ほかに質疑ありませんか。──高橋委員。
◯高橋委員
今、松田委員からリンゴの黒星病について質問がありましたが、関連いたしまして私のほうから2点ほど質問させていただきたいと思います。7月8日であったと記憶しておりますが、青森市の浪岡と弘前市で、知事による高品質リンゴ生産に係る生産者に対する状況の調査と、また激励がございまして、私、青森市の浪岡のほうに出席させていただきました。鳴海副委員長と一戸委員も出席いただいたわけでありますが、その場で、主に知事から適正着果の推奨について生産者の皆さんに御挨拶がありまして、その後、意見交換の場で、リンゴの輸出拡大の促進、あるいは人手不足の問題、こういったものが生産者の側から、知事あるいは県に対して御発言がありました。その中で、黒星病対策についてもある生産者の方から御意見があったものと記憶しております。
今の御答弁によれば、データを取りまとめているという状況ではありますが、その場で聞く限り、被害は深刻と申しますか、多発しているのは間違いない、万全の対策を期す必要があろうかと思います。
それと、大体同じぐらいの時期だと思いますけれども、リンゴの生産団体から、青森県、そして農林水産委員会の委員長宛てにこの対策についての要望がなされたとの新聞報道も見ております。
そこで1点目として、生産者の側の──これから状況調査するわけですが、現段階で受け取った要望の内容とか概略的なものを御承知であれば御報告いただきたいと思います。
◯鳴海りんご果樹課長
生産者から出された要望の内容ということでお答えしたいと思います。7月7日、公益財団法人青森県りんご会会長の藤田さん、それから副会長ほかの方々から、知事への要望が出されております。
その内容につきましては、黒星病に関しては、ことし多発に至った原因の究明と今後の対策を徹底すること、それから2つ目として、その感染源となる放任園あるいは粗放管理園の把握とそれら園地への対策、それから3番目としては、農薬・資材メーカーに対する効果的な資材の供給体制を万全にと。それから4つ目として、黒星病の発生予察のシステムの整備と、そういう内容でございました。
◯高橋委員
ありがとうございました。
今後の推移を見守る必要がありますけれども、国に対して状況を周知して──要望という形になるのかわかりませんけれども、必要に応じて何らかの対策、万全を期すためにも国に対する何らかの対応が県として求められるのではないかと、そのように想定されますけれども、現段階での県のお考えをお聞かせいただければと思います。
◯油川農林水産部長
先ほどお話ししましたけれども、りんご研究所だとか、それからりんご協会のほうでいろいろ分析しています。その中で、我々でできるもの、それから、生産者、県には手に負えない可能性があるものというふうに、いわゆる見きわめをしながら、必要に応じたそういったことも考えていきたいと考えています。よろしくお願いします。