◯農林水産委員会委員長(高橋修一) 農林水産委員会の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 当委員会は、去る七日開催し、本会議より付託されました議案二件について審査の結果、いずれも満場一致をもって原案どおり可決いたしました。

 以下、審査の過程における質疑の主なるものについて、その概要を申し上げます。

 「令和三年八月九日からの大雨に係る災害関連緊急治山事業の内容と取組状況について伺いたい」との質疑に対し、「災害関連緊急治山事業は、林地の崩壊等により人家や道路などの重要な保全対象が被災した場合、二次災害の発生を防止するための対策工事について、県が事業主体となって実施する国の災害復旧事業である。八月の大雨災害では、風間浦村下風呂地区の国道二百七十九号線に面した民有林の林地が崩壊し、流出した土砂等によって人家や国道に被害が及んだことから、事業要件に該当する五か所について本事業を活用することとしたものである。県では、令和四年度内の完成に向けて、現在、崩壊斜面の対策工法の検討や、治山ダムの配置計画を作成するための委託業務について契約したところであり、年度内には工事に着手する予定としている。また、その他の被災箇所については、国の治山事業や県単独事業等を活用しながら、令和五年度内の工事完了を目指し、復旧に向けた手続を進めているところである」との答弁がありました。

 このほか

一つ、災害関連緊急大規模漂着流木等処理対策事業及び県費単独漁港災害復旧事業の内容と取組状況について

一つ、担い手農地集積・集約化支援事業費補助の取組について

等の質疑があり、それぞれ答弁がありました。

 以上、審査の概要を申し上げ、報告を終わります。