2010年11月19日:平成22年文教公安委員会 本文

◯高樋委員長

 ほかに質疑はありませんか。──高橋委員。

 

 

◯高橋委員

 私のほうから質問させていただきます。

 先ほど副委員長のほうから高大連携キャリアサポート推進事業についてありましたが、子供たちのアンケート結果等をお聞きすれば、成果が上がっていて、有意義な取り組みであるというふうに感じました。

 で、今というか、自分の将来についてと申しますか、あるいは自分の将来の職業について一番不安を感じている年代っていつなのかなというふうに考えたときに、この間、とある方からこういう話を伺って、それは中学生なんじゃないかと。小学生までは、自由な服装で学校に行って、比較的自由な形で学校で学ぶと。しかし、中学校に上がった途端に、制服を着て、あるいは規律もかなり厳しくなって、何といっても、初めて自分の成績に順位がつくと。加えて、高校受験を控える中にあって、その進学する高校によって、自分のその先の進路ですね、将来というか、職業というか、それが決まってしまうと。それを、中学生の段階でその年代の子供たちが自分自身で考えないとだめだということを聞いたときに、やっぱり、中学生というのも、キャリア教育といっていいのかわかりませんけれども、そこを、学校も生徒も、また親も知っているのかなというふうに感じましたので、高大の連携はもちろん必要でありますけれども、中学生の年代に対する──やっているとは思いますが、さまざまな、職業観であったり、勤労観であったり、夢や希望を与えるという部分で今後とも力を注いでいただきたいなということを関連して要望させていただきます。

 それで、私のほうの質問は、先月の常任委員会が終わりまして、県外調査と県内調査がありました。さまざまな教育あるいは警察の施設を見せていただいて、本当に、現場の声と申しますか、それを直接聞いて、また意見を交わして、新たな発見もありましたし、極めて有意義な時間を過ごすことができたなということで、執行部の皆さんに感謝したいと思います。

 先週、沖縄のほうに常任委員会で行ってまいりました。それで、きょうは、平成23年度──来年ですね、青森県で行われます全国高等学校総合体育大会におけるその準備状況等についてお伺いするわけでありますけれども、沖縄のほうでことしやられて、さまざまなお話をお聞きすることができました。

 それで、インターハイについては、全国一巡というのがことしの沖縄で終わるということでありまして、来年は、北東北──ブロックでは初めての総体の開催であるということでありまして、先般、10月12日でありましたけれども、副委員長と私が参加させていただきましたが、青森市のほうで、プレイベントですね、「2011 熱戦再来 北東北総体」カウントダウンイベントがございました。

 このカウントダウンイベントで、さまざま感じましたけれども、高校生がイベントの企画づくりにみずから参加する、そういった生徒みずからの創意工夫を凝らしたものとなっておりまして、イベントそのものは成功したんではないかというふうに思いました。特に、北東北4県の高校生もいらっしゃっておりましたし、沖縄からも高校生が来青されておりました。そこで友情の花が伝達されるなど、各県というか、関係する県の生徒間の交流も活発に行われているのかなというふうに感じ取りました。

 それで、このプレイベントのほうで映像を御紹介いただいたんですけれども、ことしの沖縄県の総体の総合開会式の模様も見ることができました。非常に沖縄らしさを前面に打ち出して、空手の演舞だったり、あるいはエイサー──郷土芸能ですね、これも行われて、極めて感動的な開会式であったというふうに思いました。

 そこで、私がお聞きするのは、来年の北東北総体における総合開会式ではどのようなものを計画されているのか、その概要をお伺いいたしたいと思います。

 

 

◯増田スポーツ健康課長

 総合開会式の概要についてであります。

 総合開会式につきましては、7月28日に新青森県総合運動公園総合体育館(青い森アリーナ)で行うこととしており、各都道府県の選手、監督及び本部役員、運営スタッフや観客を合わせて約6,000人が参加いたします。

 この総合開会式は、大会基本方針に基づき、高校スポーツの原点に立ち返り、簡素・効率化に努めるとともに、大会の新たな幕あけにふさわしく、北東北3県が連携して創意工夫を凝らし、人々の記憶にいつまでも残るような企画・運営をすることとしております。

 以上でございます。

 

 

◯高橋委員

 それから、インターハイとしては初めてのブロック開催ということでありますので、今後のモデル的な開会式となるのかもしれません。そういった意味で、開会式そのものの特徴がどういうふうになっているのか、あわせてお伺いいたします。

 

 

◯増田スポーツ健康課長

 総合開会式の特徴についてお答えいたします。

 本大会は北東北3県を中心とした初のブロック開催となることから、この総合開会式では、式典演技のテーマを「みちのくの熱き想いを紡ぐ」として、北東北の特色を最大限に生かすことができるように計画をしております。

 その具体的な内容としては、オープニングのアトラクションとなる大会序章では、岩手県と秋田県の生徒による躍動感あふれる演技で、みちのくでの大会の開催を高らかに宣言します。続いて、北東北ゆかりの曲が演奏される中、各都道府県選手団が入場し、式典が進行します。公開演技では、津軽三味線やねぶた乱舞等を交えた本県の生徒の演技により、雄大な自然に暮らすみちのく健児の力強さとたおやかさを表現することとしており、音響や照明など、室内開催の特徴を生かした演出を行います。

 大会の準備期間も残すところ8カ月余りとなりましたが、この大会が本県の多くの高校生にとって一生の財産となるよう準備に万全を期してまいりたいと考えておりますので、委員の皆様におかれましては、大会の成功に向けて御支援くださるようお願いいたします。

 以上でございます。

 

 

◯高橋委員

 それから、関連いたしまして、大会成功のかぎと申しますか、その一つとして県民の機運をどう盛り上げていくのかということでありますけれども、大会の広報活動がどうなっているのか、あるいは今後どうしていくのかという点をお伺いしたいと思います。

 

 

◯増田スポーツ健康課長

 大会の広報活動についてでございます。

 これまでも、「教育広報あおもりけん」に定期的に内容を掲載したり、また、総合ポスター、総体ニュース等を発行しております。それから、大会の公式ホームページも開設し、いつでもだれでも見られるような状態にございます。

 さらに、クリアファイル、ピンバッジ、のぼり旗、啓発チラシ等の各種啓発グッズも作成し、配布しているところです。

 また、夏のねぶた運行時期、それから青森県民駅伝競走大会等でもPR活動を行いました。テレビやラジオ等にも出演してございます。

 以上でございます。

 

 

◯高橋委員

 御答弁ありがとうございました。

 先週沖縄に行った際に、タクシーに乗ったんですよ。で、タクシーの運転手さんが「どこから来ましたか」と我々に言って「青森からです」と言ったら、運転手さんが、ことしの夏、青森の方からピンバッジをもらったと。それが来年の北東北総体のバッジでありまして、そのタクシーの運転手さんが実際つけていらっしゃいました。

 財政厳しい折、広報活動というのは、ある意味優先順位は低くならざるを得ないのかもしれませんけれども、しかしながら、やれるところというのは汗をかけばいっぱいあろうかと思いますので、高校生だけでなくて、県民全体にこの大会があるよということでの趣旨で、この機運醸成という点にもしっかりと取り組んでいただければなというふうに考えます。よろしくお願いいたします。

 終わります。